顔のたるみはどこにできる?セルフケアとエステのたるみ改善方法

 

顔のたるみは実年齢よりも老けた印象を与えてしまいます。
たるみを改善するには日常生活の改善や適切なケアが必要です。

 

ここでは、顔のたるみができやすい部位やたるみを改善するセルフケアとエステのメニューをご紹介します。

 

顔のたるみはどこにできる?

顔のたるみは場所によって原因や特徴が異なります。
たるみは特に目の下、上まぶた、口元、フェイスラインの4か所にできやすいと言われています。

 

目の下

まぶたを開閉させる眼輪筋が加齢により衰えると目の周りの脂肪が重力で押され、前方に突き出て涙袋が目立つようになります。

 

上まぶた

加齢によりまぶたを支える筋肉が衰えるとまぶたを支えきれず、たるみが起こります。

 

上まぶたがたるむと目がまぶたで隠れて小さく見えてしまったり、目が三角形に見えてしまったりすることがあります。

 

さらに、ぱっちりしていた二重まぶただった方も奥二重気味になったり、まぶたのたるみがシワになって三重まぶたや四重まぶたになってしまうこともあります。

 

口元

口元のたるみは「ほうれい線」や「マリオネットライン」と呼ばれる線ができる原因となります。

 

ほうれい線は小鼻の両脇から口角にかけて現れる線、マリオネットラインは口の両端からあごにかけて現れる線で、どちらも口元を老けさせてしまう原因となります。

 

ほうれい線やマリオネットラインは筋肉や皮下組織の衰えにより口元がたるむことにより筋肉の境目が深いシワのようになって現れてしまいます。

 

フェイスライン

フェイスラインのたるみは顔の筋力低下や口周りの筋肉が凝り固まって老廃物が溜まると起こりやすくなります。

 

また、紫外線や加齢により肌の弾力やハリを支えている真皮層のコラーゲンの量が減ったり質が劣化したりすると表皮を支えきれずにたるみにつながります。

 

フェイスラインのたるみは輪郭をぼんやりとさせてしまう原因となります。

 

二重顎

二重顎は筋力低下や姿勢が悪いことが原因でおこるたるみです。食事のときに噛む回数が減ると顎を動かす動作が減り、顎の筋肉も衰え、二重顎になってしまいます。

 

また、姿勢が悪いと血流が衰え、老廃物が蓄積しやすくなります。

 

背中を丸めた前かがみの姿勢は、顔が下向きになりやすいため、頬やあご周りに余分な水分や老廃物が溜まり、顔のたるみとなって現れます。

 

スマホを見る姿勢は背中を丸めて顔を下に向けやすく、二重顎をはじめとした顔のたるみにつながりやすい姿勢です。
長時間のスマホ操作には十分注意しましょう。

 

自分でできるたるみ改善方法

たるみの改善はさまざまな方法があります。
スキンケアや生活習慣を見直すだけでも改善できることも多いので、ぜひできることから実践してみてください。

 

紫外線対策

紫外線は肌が老化してしまう大きな原因です。

 

紫外線は皮膚の奥まで達し、コラーゲンやエラスチンなどを生成する線維芽細胞を傷つけてしまいます。
また、紫外線により発生した活性酸素はコラーゲン繊維を硬くする原因にもなり、これが肌の弾力やハリを衰えさせてしまいます。

 

紫外線対策は年間を通じて行うことが大切です。
日焼け止めクリームや帽子などでしっかり対策を行いましょう。

 

保湿

肌のハリや弾力は真皮層のコラーゲンやエラスチンの線維がしっかり張っていて水分がしっかりあることで保たれています。
しかし、お肌が乾燥すると顔のたるみにつながってしまいます。

 

スキンケアの基本は肌を乾燥させないこと。
乾燥を防ぐためには肌が必要とするうるおいをスキンケア化粧品で補うことです。

 

姿勢改善

近年では「スマホたるみ」とも呼ばれるスマホを長時間利用している人の顔が急激にたるんでしまうという現象が増えています。

 

顔の下半分は重力で皮膚が下がりやすいと言われています。
猫背で顔が下向きになると皮膚が下に引っ張られて口角が下がりやすくなってしまいますので注意が必要です。

 

普段から姿勢に気を付け、スマホを見るときにうつむいたりしないことが大切です。

 

表情筋のトレーニング

表情筋を使っていると顔がたるみにくいと言われています。
パソコンの画面やスマホを長時間見ていると無意識のうちに無表情になり、表情筋が衰えてしまいます。

 

表情筋を鍛えるために顔のエクササイズをしたり、マッサージをしたりして顔の筋肉をほぐすなど、刺激を与えましょう。

 

エステで人気のたるみ改善メニュー

たるみ改善はエステサロンでケアするとより効果的です。
エステで特に人気のたるみ改善メニューには以下のようなものがあります。

 

リンパマッサージ

リンパマッサージはエステティシャンのハンドマッサージで凝り固まった顔の筋肉をほぐし、リンパの流れを促進することで、むくみを改善するメニューです。

 

代謝の低下が原因でたるみやむくみ、くすみが気になっている場合は、プロのエステティシャンに丁寧にお手入れしてもらうことで老廃物が排出されフェイスラインがすっきりするだけでなく、血流が改善されて肌の透明感も改善する効果が期待できます。

 

ハイフ（HIFU）

ハイフは高密度の超音波エネルギーをSMAS筋膜に照射し、コラーゲンやエラスチンの生成を促してリフトアップ効果を得ようとするものです。

 

ハイフの熱エネルギーが加わるとコラーゲン繊維が収縮するため、お肌の引き締め効果が得られます。

 

また、熱エネルギーを受けた組織はダメージを修復しようとするため、その過程でコラーゲンやエラスチンの生成が促進されます。
この作用は数か月間にわたって続くため、お肌の弾力がアップしてたるみやハリツヤが改善し、キメの整った肌へと導きます。

 

ダウンタイムもなく、たるみ改善に効果が高いため、エステサロンでも人気の高いメニューです。

 

フォトフェイシャル

フォトフェイシャルはさまざまな波長の光を肌に当てる施術です。

 

IPLという特殊な光を肌に当てるとコラーゲンの生成を促し、ハリ改善やたるみ改善、シワ改善、リフトアップ効果のほか、ニキビ跡の改善や美白効果など、幅広いお悩みに効果が期待できます。

 

ハイパーナイフ

ハイパーナイフは高周波で体内の水分を振動させて脂肪を排出させる効果が期待できる美容機器です。
ボディの痩身エステで特に人気のあるメニューですが、フェイシャル専用の機器もあり、お顔の引き締めも可能です。

 

高周波が脂肪を温めることで脂肪分解に高い効果を発揮しますので、お顔の脂肪が気になる部位に集中的にアプローチできます。

 

たるみ改善効果を維持するには定期的にエステに通うことが大切

顔は日々の生活習慣の積み重ねでもたるんでしまいます。たるみ対策のためにはセルフケアに加えてエステでスペシャルケアをするとより効果的です。

 

定期的にエステサロンでお手入れしておくと、ハリのある状態を維持しやすくなりますので、お肌のハリ不足が気になっている方は一度体験コースだけでも受けてみるのがおすすめです。